ダブルエルCEO 保手濱彰人の独白 後編

保手濱彰人
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ダブルエルCEO 保手濱彰人の独白 前編」にて、既存産業のあり方について疑問を呈した保手濱氏。今回は今回の取り組みについて熱く語ってもらった。

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■クロスメディア展開が収益を拡大する

1回目の取り組みからマンガだけでなく、キャラクタービジネスや、映像化等クロスメディアを初めから仕込む事も考えていて、きちんと一つの大きなコンテンツから収益を生んで、クリエイターにお金がどんどん還元する仕組みを作ります。

そうしないと、最近もニュースになっていましたが、アニメータの平均年収が年間で100万円しか無いという問題があり技術や情熱があって、いいもの作り続けてるって言う人たちがそういう状況に陥って苦しんでしまっています。それを解決したいのです。

そんなことを繰り返していていは、コンテンツ産業が先細りになってしまいます。

結局、基幹産業になるぐらいにポテンシャルがあるのに、なれていないというのは、そういったところにそういったところに原因があるのです。

弊社としては、良いコンテンツを生み出しつつ、ビジネスとしてしっかりとお金が回る仕組みをファンドやクラウドファンディングで作っていきます。

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■日本のコンテンツ産業の仕組みを輸出する

日本のマンガ産業や出版作業がこれだけ大きくなったのは、日本の書店というインフラと共に、読者を育てていったという部分があるわけなんです。

元々、手塚治虫先生やその担当編集者は、常に読者と対話をしていました。アンケートハガキが来たらすぐに見ますし、手塚先生なんてあんなに連載を抱えていて忙しいのに、ファンに対して手書きのイラストを描いて返信していました。

創作活動意外の活動をきちんとしてもらうことで、読者の顔をクリエイターが見ることで、様々なアレンジが加えられ、同様に読者も育てられて、(自分の意見が)こういう風になるんだ、(作品を)こう読めばいいんだ、さらにこう読んでみたいと、読者がクリエイターさんを育てる、クリエイターさんが読者を育てるという相互の学び合いが良かったわけです。

見る人とコミュニケーションを取り、ユーザの数が増やしてたのが日本の出版業界の歴史ですので、我々はこれを世界に対してもやりたいのです。

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■現在のコンテンツ産業は昭和の亡霊

いままでの日本のコンテンツ産業やマンガ産業は、日本人口が多く、経済成長が右肩上がりだった時代が90年代初期まであったからこそ成し得た成果です。つまり、あくまで国内ユーザ向けに作っていれば、十分な収益が上がり、読者数も増えていたわけです。

昭和時代と同じことを世界に対してやれればと考えています。例えば、インドネシア人に届けたいのであれば、現地に僕らも足を運んで、現地の人達と会話し、現地の人達向けにコンテンツを届けることです。もちろん、スマートフォンやインターネットを介してコンテンツを提供しますので、インターネットを介して彼らの声を取り込んでいきます。

彼らの声をインタラクティブにコミュニケーションを取っていこうと思います。世界のユーザーそれぞれの顔を見てインタラクティブに会話をし、彼らが満足するコンテンツを届けていき、弛まない努力こそが、世界への拡散の戦略だと思っています。

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■投資をしっかりとしていく

もちろん、しっかりと投資をした上で様々な方にプロモーションをしていきます。特に海外と言うことに興味のあるマンガ家さんは非常に多くいます。彼ら自体を海外にお連れして啓蒙活動をしていきます。今までチャレンジしてこなかった自分たちが届けるべき海外の方を見て、対話し、そしてコンテンツを作っていく。とにかくこのような取り組みに尽きるのかなと思っています。

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■タルるートのリメイクについて

今回、我々が先程申し上げた日本のコンテンツをリメイクして様々な方に届けていきたいというリメイクの一環です。いろんな形のリメイク、コンテンツを届けるという方法があると思います。

しかし、手塚治虫先生の時代に、マンガの表現手法に革命が起こってから、ほとんど進化していないと感じています。もちろん沢山の作家が、面白いストーリー、沢山の表現手法を試してはいますが、革命があったのがあの時代だったなと思うのです。その理由は紙のフォーマットに最適化されているからに他なりません。

しかし、せっかくインターネットが普及し、スマートフォンへの電子配信が始まり、いつでもどこでも手軽にマンガを見ることができました。まさにプラットフォームの革命が起こったわけです。ところが、そのフォーマットに対応した表現の革命がまだ起こってないのです。

せっかくスマートフォンとインターネットが普及したのですから、新しい表現手法を模索すべきですよね?より自分たちがぐっときて、没入し、漫画の世界に入り込んだって思えるような、何かしらの表現手法があるはずだろうと考えています。

そこで目をつけたのがVRです。VRでマンガを表現し、自分たちがマンガの世界にはいりこむならこうだとチャレンジをしますので、是非この動画を見てくださっている皆さんに体験していただきたいと思います。

我々は、みなさんが漫画の世界に入り込んで楽しめる世界を提供しますので、是非体験してみたい、興味を持ったという方がいれば、ご支援をお願いします。