マンガ家 江川達也が語る次世代のマンガ像

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東京都内にある、江川先生のアトリエにて、MANGAREBOOT編集部によるインタビューにお答えいただきました。非常に今回の話はこれからのMANGAの世界を占う上でも示唆に飛ぶお話を伺え、我々としても大変勉強させていただきました。

ぜひ動画と共に、御覧ください。

Q1.今回のプロジェクトへの率直な感想

江川達也
率直な感想ですか?
どんなものになるのか分からないので、見ものだなと
ワクワクしてます。どういう展開になるのか、一番は楽しみですね。

Q2.VRやCGなどの新しい表現への漫画という文化のアプローチについて

 

江川達也
いやー、遅いぐらいだなと思いますけどね。
どんどん世の中変わっているわけです。コンピュータが進んで技術がアップしていて、デバイスやプラットフォームが出てきてはいる。だが、ソフトというかコンテンツがまだまだおいついていない。その技術を生かしたコンテンツができてないので、もっとやるべきだなと思ってますね。

Q3.新しい技術をまだ活かしきれていない?

江川達也
出版社のほうがやってないということもあるのですが、そういう新しい技術を持っている人たちも全然やれてない。モノだけは作っているだけで、その中に入れるもの(コンテンツ)を作っていないっていうだけじゃないですかね。

出版社はそういうことに対して疎いですからね。例えば、(紙の)出版で見せるという時代じゃなくて、WebとかiPhoneとかAndroidとかで見せて、それを出版すればいいだけ。文庫本でね。雑誌はもういらないですよ。

電車に乗って、昔は少年ジャンプをみんなが読んでた時代でした。今は、(少しは)少年ジャンプを読んでいるかもしれないけど、ほとんど(の人は)スマホやってますから。ああいう状況になっているのに、対応できていないほうが問題だと思います。

Q4.今後、マンガはどこへ行くのか?

江川達也
マンガはね、雑誌はスマホで読む形態になって、印刷は美術品みたいなのものは手元に残しておきたいはず。ちゃんとした絵で描いてあるもの、手元に形として残しておきたいものは単行本で売れるという形で残ると思います。

Q5.ご自身の作品がVR化されることについて

江川達也
それに関しては、オレもやりたくってやるって言ったわけじゃなくって、ある人(保手濱)がやってきて、調子のいいこといって乗せられて(笑)

まぁ、そういう新しいことをやるっていうことにどんどん参加していくっていうのがオレのモットーなんで好きにやってください。

オレはオレでやりたいことやってく。上手くいくかは分からないけれど。どうなるんだろうっていう感じですね。わかんないっすね。全く未知数

Q6.今回のプロジェクトへの希望、要望

江川達也
(保手濱が)来るたびに、いろんな事言いまくってます。一方でですね、ポイントは今まで見たこと無いものを見せるっていうのがモットーなんで、そうしてくれ!とはいつも言ってます。

(ユーザーに)見て貰って、「あぁ~~~これ見たよ」っていうものは、作る必要ないじゃないですか。

「今までこういうのは無かったよな」、っていう新しい物を作ってくださいっていうことです。

Q7.連載当時を知らない世代にも届く?

江川達也
基本的に(タルるートくんは)25歳以上は知っているけど、25歳以下は知らないのでそこら辺の層にも知名度上げたいって思っているので、作品の中に描いてある物、伝えたいものが伝わればいいかなと。

Q8.登場人物の年齢が原作と違うことについて

江川達也
そもそも、小学生向けに描いたら、ジャンプの読者層が中学生以上だったんで、慌てて大人っぽくしたんです。そのテイストがそのまま大人になれば、より(キャラクターが)強くなるので、楽しみです。

Q9.VR版制作スタッフに一言お願いします!

江川達也
今までに見たこと無いものを是非作ってください。オレも楽しみにしてます。オレはオレで別の活動をしますので、頑張ってください。